20代の頃と同じメイクをしていると、なんだか違和感が出てきませんか。
中でもアイラインの引き方は、若い頃の癖がそのまま残りやすい場所。30代以降も20代と同じアイテム・同じ方法を続けていると、気付けば時代遅れのイタいメイク・・になりかねません。
そこで今回は、骨格と年代に合わせたメイク指導をしてきた私がおススメする「30代向けのイタくないアイラインの引き方」を4つご紹介します。
1、アイラインを引くときに用意するもの3選
①こげ茶色のジェルライナーペンシルアイライナー
ジェルライナーペンシルと呼ばれるタイプのアイライナーがおすすめです。
リキッドアイラインの鮮明さと、ペンシルのぼかしの、いいとこどりができます。
また、色は茶色ほど明るくなく、黒色ほどキツくならないこげ茶色(表記名はブランドに寄り異なりますが、ダークブラウンやブラックブラウンなど)がおススメです。
使いやすいアイテムはこちらでご紹介しておきますので、探すのが面倒な方は参考にされてみてください!
■shu uemura ラスティング ソフト ジェル ペンシル N ダークブラウン
■ヴィセ リシェ スーパースリム ジェルライナー ブラウン BR320
今回使用しているのはこちら (ブラウンは廃番になってしまいましたT_T)
② 鏡
近くを確認できるメイク用の鏡。アイメイクであっても、顔全体がうつる鏡をご用意ください。
鏡をお探しの方はこちらの記事も参考にされてくださいね
私が実際に使用しているおススメはこちらです。
私のサロンで愛用の鏡はコチラです。高さが37㎝ありほぼ垂直に立つため、実際に人から見られる顔を再現することができるため、より正確なメイクが可能です。
■【SM-2437】 ♪お化粧 や ヘアーセット に大活躍!2種類の角度が選べる ! 卓上 三面鏡 ♪ ミラー ロングタイプ WH 【ホワイト】 サイズ【幅24~36.8cm×奥行12㎝×高さ37㎝】
■ナピュア プロモデル角度調整3段階付き折立ミラー エコ3L
真実の肌色が見える、特許取得されているナピュアミラーシリーズの特大折り畳みタイプです。
③ 鏡をおく台
上記の鏡を机の上に置いた時に位置が低く、斜め上から見下ろすようになる場合は、鏡の下に台を置いて、できるだけ目線が平行になる環境をつくりましょう。
2、アイラインの4つの引き方をご紹介
-1.目の印象をはっきりさせるアイラインの引き方
①顎を少し上げて鏡を見降ろす
②利き手ではない方の指で瞼を引っ張り上げる
③まつ毛の隙間に少しずつ色を埋めていく(薄い線を何重かに重ねる)
④引っ張る指の位置を変えながら上まぶた全体に引く
-2.目の高さを出してパッチリと大きく見せるアイラインの引き方
①顎を少し上げて鏡を見降ろす
②利き手ではない方の中指と薬指で目尻を上下に開く
③本当のまつ毛から延長して、目のフレームを下げて書く(薄い線を何重かに重ねる)
④顎を正面に戻して、延長した端と下まぶたと薄い線でつなげる
-3.黒目を大きく見せるアイラインの引き方
①顎を少し引いて鏡を見上げる
②利き手ではない方の指で黒目下真下に引っ張り、
黒目の幅の分だけまつ毛の上の粘膜部分をアイラインで埋める
ー4.下まぶたでも目をパッチリと大きく見せるアイラインの引き方
①顎を引いて鏡を見上げる
②利き手ではない方の指で下まぶたを下へ引っ張り、
力を抜いてまつ毛の隙間を埋める(薄い線でOK)
③引っ張る指の位置を変えながら下まぶた全体に引く
3、アイラインを引く時にやってはいけない4つこと
-1.色が濃すぎるアイライン、発色がよすぎるアイラインを選ばないこと
まずアイラインで気を付けなければならないのはアイテム選びです。
アイラインは顔の中に暗い線を引くアイテムです。
肌色とのコントラストによって、その部分が強調されることが目的ではありますが、極端に色が濃く発色の良いアイライナー(ペンシルアイライナーよりはリキッドアイライナー、茶色よりは黒色)を使用した場合、その部分が強調されすぎて悪目立ちしてしまいます。
黒いリキッドアイライナーが悪いというわけでありませんが、メイク感を出さず自然に元の目の魅力を引き出す場合は避けた方が良いでしょう。
特に下まぶたは濃いアイライナーで目の形をなぞるだけでも、シャープでキツイ印象になってしまうので気を付けてくださいね。
-2.力任せにアイラインを引くこと
おススメしたジェルライナーペンシルは力を入れずとも着色するアイテムです。無駄に力を入れると途中で芯が折れてしまったり、逆に引っかかって上手く色がのらないこともあります。アイラインが上手くのらない方はココに原因がある場合が多いですので、一度思い切って力を抜いてみてくださいね。
はっきりした線を描きたい場合は、薄い線を何度か重ねていきます。
この時、一回のストロークを長くせず、コチョコチョっと短い線を何度も重ねるように引くのがポイントです。
このように1回よりも2回、2回よりも3回と重ねるほどに濃く表現ができます。
力ではなく、回数でアイラインを発色させるようにしましょう。
-3.まつ毛を無視してデザインラインだけを引くこと
デザインラインとはキャットライン、跳ね上げライン、垂れ目ライン、つり目ラインなど印象をデザインするためのアイライナーの引き方のことです。
今回お伝えした4つのアイラインの引き方は、どれもこのデザインライン以前に、まつ毛の隙間を埋めて、目の形自体をはっきりと見せるための方法です。
もしこの手順をすっ飛ばしてデザインラインだけを取り入れると、目はぼやけてしまう上に、デザインした部分が無駄に派手に見えてしまいます。
-4.上まぶたよりも下まぶたのアイラインを濃く引くこと
上まぶたと下まぶたとを比較すると、誰でも上まぶたよりも下まぶたが小さく、まつ毛の量も下まぶたの方が圧倒的に少なく短いはずです。
ですので、上まぶたよりも下まぶたのアイラインを濃くしてしまうことは不自然になってしまいます。
目安としては、上まぶたの1/3の回数です。
上まぶたを3回重ねて引くとしたら、下まぶたは1回に留めておく程度にしておくと、元の目のバランスが崩れず、自然に見えますよ。
まとめ アイラインの引き方ひとつで30代からのお顔の印象は劇的に変わります。
今回は30代からのイタくないアイラインの引き方を4つご紹介しました。
-1 目の印象をはっきりさせるアイラインの引き方
-2 目の高さを出してパッチリと大きく見せるアイラインの引き方
-3 黒目を大きく見せるアイラインの引き方
-4 下まぶたでも目をパッチリと大きく見せるアイラインの引き方
30代以降は目の周りを賑やかに見せるメイクを考えるよりも、まずはまつ毛の隙間を使って、目の形自体を整え、目元の印象を強調させることがマストです!
アイラインの引き方一つで、ご自身の目元の魅力を引き出すことができますので、是非明日の朝から取り入れてみてくださいね。