毎朝のメイク、どのような環境でされていますか?
同じようにメイクをしても、仕上がりを大きく左右するのが「鏡」です。
メイクレッスンの中では、「鏡の使い方」や「鏡の見方」からもお伝えしています。
なぜなら、鏡の使い方を変えるだけで、メイクは驚くほどに上達するから!
今回は、これまで多くの方のメイクの個別指導をしてきた経験から、
メイクをするときの鏡の選び方とよりきれいに仕上げるための鏡の使い方3つをご紹介します。
1.メイクをするときの化粧鏡の選び方のポイント3つ
①化粧鏡の表面に歪みがないこと
鏡はガラスの表面を加工したものですが、安価なものだと、鏡風のフイルムを貼っただけの商品が多くあります。顔が歪んで見えるのはそのせいです。
せっかく綺麗になるためにメイクをするのであれば、本物の鏡を選んでくださいね。
②顔全体が見える大きさであること
鏡に関しては「大は小を兼ねる」と言えます。
少なくとも顔全体、出来れば、頭頂部~デコルテ辺りまで見える鏡が理想です。
ドレッサーを置くスペースがあれば、もちろんそれが理想ですが、環境によっては難しいと思いますので、大きめの鏡を用意するようにしてくださいね。
テンションが上がるかはおいておいて、鏡だけで言えば、わざわざメイク用をつくらなくても、姿見や洗面台の鏡などでも構いません。
③鏡が直立すること
メイク用の鏡として販売されているものはだいたい60度くらいの角度に傾いています。
これは普段使うテーブルの上に置いたとしても椅子に座った状態から見えるように考えられているため。
しかし、綺麗にメイクをするためにはこのままの角度で使用するのはお勧めしません!
必ずお顔に対して平行になるようにして欲しいのです。
もしこれから購入される場合は、以下の鏡を参考にしてみてくださいね!
2.メイクインストラクターがおススメする化粧鏡
1.よりリアルな自分が見えるナピュアミラーシリーズ
メイクをするときの鏡の選び方のポイント3つを踏まえて、おススメする鏡は真実の肌色をうつしてくれるナピュアミラーシリーズです。
先ほど紹介した「①ガラス製の本物の鏡」の中でも、ガラスの中に含まれる鉄分をより多く取り除き、元の肌色を映し出してくれるという優れもの。
さらに、「②顔全体がうつる大きさ」で「③角度が90度になる」ものをこのシリーズの中から選ぶとすると、以下の鏡が使いやすいかと思います。
2.化粧鏡におススメの<置き鏡>
■私が自宅用に買うならこちら
■収納に便利!折りたためるのはこちら(特大サイズですのため持ち運びは不向き)
3.化粧鏡におススメの<手鏡>
■メイクレッスンでも愛用している鏡です
3.仕上がりに差が出る化粧鏡の使い方3つ<
メイクをするときには[顔全体を捉えるための置き鏡]と[パーツごとに細かい部分を見るための手鏡]遠近2つの鏡を準備するのが理想です。
もし出来ない場合は<鏡を動かす>か、<自分が動いて>2つの視点で捉えるようにします。
①ベースメイクのとき
1.50㎝以上離したところに置き鏡を置く
2.置き鏡で顔全体(できればデコルテまで)を見て首との色の差を見ながら、ベースメイクをする
3.目周りや鼻周りなど細かく入り組んだところは手鏡を近づけて確認する
②アイメイクのとき
1.上まぶたは手鏡を下げ、見降ろした姿勢をつくりまぶたを上ピンと張らせた状態でメイクをする
(手鏡がない場合は顎を上げて置き鏡を見下す)
2.下まぶたは手鏡を上げ、見上げた姿勢をつくり下まぶたをピンと張らせた状態でメイクをする
(手鏡がない場合は顎を下げておき鏡を見上げる)
3.50㎝くらい離したところにある置き鏡で顔全体に対してアイメイクのバランスを確認する
③アイブロウメイクのとき
1.50㎝くらい離したところに置き鏡を置く
2.置き鏡で両眉を見ながらアイブロウメイクをする(片方ずつ映さない)
3.ある程度形ができたら、手鏡を近づけて色を埋めたり細かいところを手直しする
4.顔を左右に振り、眉尻の確認をする
4.メイクをする時にやってはいけない鏡の使い方3つ
1.鏡に近づきすぎる、鏡が小さすぎる
それぞれのパーツだけを見ながらメイクをしていくと、仕上がりの統一感がなくなってしまいます。
メイクはバランスが命。
例えば、片方の眉毛だけが綺麗な形をしていても意味がなく、もう片側と高さが合っているのか、顔全体に対して位置は合っているのか、など広く捉える視点が必要です。
鏡と一定の距離を置き、メイクをするようにしましょう。
もし眼鏡をかけないと遠くが見えない方は、鏡を近づけてメイクをしても構いません。
■このような拡大鏡付の鏡があると非常に便利です。
Cerdeco 中型サイズ シンプルデザイン 真実の両面鏡DX 5倍拡大鏡 (M・鏡面200mmΦ, シルバー) J810
ただし、鏡に近づいてメイクをしたその後は必ず、眼鏡をかけて遠くの鏡で全体を確認する工程を入れてくださいね。
またさらに、大きく捉えれば、今日の洋服・髪型と合っているのかを確認する必要もあります。お出かけ前には全身鏡でチェックしましょう。
2.鏡を見下した姿勢で使う
最初に市販の置き鏡には傾いた仕様ものが多いということをお伝えしましたが、手鏡を持つ場合にも、鏡を下げて持たれている方がほとんどです。
まっすぐというとこの角度。
顔の映りにこれだけの差がでます。
鏡は普段の人からの見え方を自覚するためのもの。
なのに、いつもと違う顔にメイクをしても意味がありません!
手鏡もまっすぐ持つようにしてくださいね。(アイメイクをするときは瞼ご紹介したように適宜角度を変えましょう)
置き鏡は出来るだけ直立に設置します。もし、すでに斜めに立つ鏡をお持ちの方は、目線に合う高さまで鏡の下に台を置きます。何でも構いません。できるだけ見降ろさずに見える状態に環境を整えてくださいね。
3.暗い場所に鏡を置く
せっかく理想的な鏡を手に入れても、置く場所が暗いとメイクがしにくくなります。
一番お肌色が自然に見えてメイクが上手くいくのは日光の下。窓際に鏡を置いて、窓の方を向いてメイクをするのがおススメです。
反対に、日光を背にしてしまうと、顔に影が入って必要なメイクが判断できなくなってしまいますね。
日光がとれない時間帯や場所の方は、部屋や洗面台の照明の明るさでコントロールしてください。それでも難しい場合は、最近は、女優ミラーと呼ばれるライト付の鏡も多く出ています。
■Cerdeco 大きめ両面化粧鏡 コンセント式/電池式 タッチパネルで3段階調光 LEDライト付き 10倍拡大率 卓上鏡 スタンドミラー 鏡面φ200mm ACアダプター付属 (10倍拡大+等倍・両面) D835MDT
ちなみに私が実際のメイクレッスンで使用しているサロンの女優ミラーはこちらのIKEAのウォールランプを使っています。
■IKEA MUSIK ムシーク (電球別売り)
https://www.ikea.com/jp/ja/catalog/products/30357098/
電球はこちらがおススメです。
■ アイリスオーヤマ LDA2N-H-E17-2T52P ECOHiLUX [LED電球 (E17口金・25W相当・230lm・昼白色) 2個]
意外と簡単に女優ミラーは作れます。
女優ミラーがあると一気にメイクへの気分が上がり、綺麗になれることが期待できますので、スペースが確保できる方は思い切って設置されてみるのもおススメです。
まとめ 鏡の使い方次第でメイクは上手くなる
いかがでしたでしょうか。
自分の容姿を確認できる鏡をどのように使うかで、メイクの仕上がりに差が出ます。
●遠近2つの鏡(置き鏡と手鏡)を準備すること
●メイクの工程ごとに見る距離や見る角度を変えること
●必ず仕上がりは遠い鏡で全体を確認すること
これらのポイントを踏まえて、毎朝のメイクをすすめてみてください。
きっと今までと違う仕上がりになるはずですよ!
最後までお読みくださりありがとうございました。
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