アイラインを下まぶたに引くとおかしくなりそう・・・
自然に見せるの難しそう・・・
そもそも下まぶたにアイラインて必要なの??
下まぶたのアイラインの引き方については上まぶた以上に悩まれている方が多いかと思います。
しかし下まぶたは、上まぶた以上に顔の印象を自在に操る影響力を持ったパーツです。
今回は、これまでメイクの個別指導をしてきた経験から、「自然に目ヂカラを出すための下まぶたのアイラインの引き方を5つ」ご紹介します。
5つのうち、どの方法が最適かはご自分で診断していただきたいので、まずは下まぶたの骨格診断をされてみてください。
1、目ヂカラが出ない要因を見つける(下まぶたの骨格診断)
下まぶたの形や構成は人に寄って大きく違います。
今回は自然に目ヂカラをアップさせるためのアイラインの引き方をご紹介しますので、目ヂカラが弱い要因を見つけることが目的です。
アイラインを引く前にまずは自分の目を観察してみましょう。
■下まぶた骨格診断は以下の4項目です。
-1目頭と目尻の位置関係は?
このように目頭よりも目尻がやや上がるのが平均的な目の形です。
極端に目尻が上がっている場合は「①つり目」
極端に目尻が下がって見える(目尻の皺が伸びている)場合は「②垂れ目」に見えます。
-2粘膜の幅は広いか?
目の粘膜とは、まつ毛の生え際よりも内側にある薄ピンク色を下部分のことです。
この部分が広いのか、狭いのか、あるいは一部だけ目立つ場所がないかを見ます。
「③粘膜が広い」場所は目が下に開いて見える分、目が大きく見えます。一方で白場が広く見えるため、目の印象は弱まる傾向です。また、眼輪筋や頬の筋肉影響で、年齢とともに広がりやすくなります。
-3まつ毛は少ないか?
まつ毛の量が多ければ、目のフレームがはっきりし、目の存在感は大きくなります。
逆にまつ毛が少ない場合は目の印象が弱まります。特に目尻側の「④まつ毛が少ない」場合は目の終わりがぼやけるため、目ヂカラが出にくいです。
-4黒目は小さいか?
絶対的なサイズ(何ミリだと大きい、とか)というよりも、目のフレームに対しての黒目の大きさです。
「黒目が小さい」方⑤は大人っぽく美人系の印象になりますが、白場が目立つという意味では目ヂカラが出にくいです。
以上、5つご自分がいずれに当てはまるか、
①つり目
②垂れ目
③粘膜が広い
④まつ毛か少ない
⑤黒目が小さい
目ヂカラが出にくい要因は見つかりましたでしょうか。
ここ出てきた要因が、あなたにとって自然に目ヂカラを出すポイントになります!
もし、複数見つかった場合は、組み合わせて取り入れてくださいね。
2、下まぶたにアイラインを引くときに用意するもの3選
①こげ茶色のジェルライナーペンシルアイライナー
ジェルライナーペンシルと呼ばれるタイプのアイライナーがおススメです。
リキッドアイラインの鮮明さと、ペンシルのぼかしの、いいとこどりができます。
また、色は茶色ほど明るくなく、黒色ほどキツくならないこげ茶色(表記名はブランドに寄り異なりますが、ダークブラウンやブラックブラウンなど)がおススメです。
使いやすいアイテムはこちらでご紹介しておきますので、探すのが面倒な方は参考にされてみてください!
■shu uemura ラスティング ソフト ジェル ペンシル N ダークブラウン
■ヴィセ リシェ スーパースリム ジェルライナー ブラウン BR320
今回使用しているのはこちら (写真でわかりやすくブラックを使用しています)
②鏡
鏡をお探しの方はこちらの記事も参考にされてくださいね。
近くを確認できるメイク用の鏡。アイメイクであっても、顔全体がうつる鏡をご用意ください。
私のサロンで愛用の鏡はコチラです。高さが37㎝ありほぼ垂直に立つため、実際に人から見られる顔を再現することができるため、より正確なメイクが可能です。
■【SM-2437】 ♪お化粧 や ヘアーセット に大活躍!2種類の角度が選べる ! 卓上 三面鏡 ♪ ミラー ロングタイプ WH 【ホワイト】 サイズ【幅24~36.8cm×奥行12㎝×高さ37㎝】
真実の肌色が見える、特許取得されているナピュアミラーシリーズの特大折り畳みタイプです。
■ナピュア プロモデル角度調整3段階付き折立ミラー エコ3L
③シャドウライナーブラシ
■BISHODO シャドウライナーブラシB-SL-01
3、自然に目ヂカラが上がる下まぶたのアイライン5つの引き方を紹介
-1.つり目の方
①まっすぐ鏡を見る
②上まぶた目尻のカーブに沿って目尻を延長させる(出来るだけ黒目と同じ高さに近づけるように)
③延長した目尻の終着点と黒目の外側を繋ぐ目尻の三角地帯を埋める
※この時、この2点を繋ぐ線は直接引かないこと。三角の頂点が一番濃くなるように、外側が一番薄くなるようにグラデーションを意識して三角地帯を埋めていく
④何もついていないシャドウライナーブラシでぼかす
-2.垂れ目の方
①顎を引いて鏡を見上げる
②目尻側の下まぶたを軽く下へ引っ張る(横ヘは引っ張らない)
③目尻から黒目の外側にかけて、まつ毛の隙間(粘膜寄り)にアイラインを引く
④シャドウライナーブラシで黒目に向かって細くぼかす
⑤その下の影が目立つようであれば、ハイライトで影を消す。
-3.粘膜が広い方
①顎を引いて鏡を見上げる
②下まぶたを軽く下へ引っ張る(引く場所に合わせて引っ張る場所を変える)
③粘膜が広い部分の粘膜部分に薄くアイラインを引く
-4.まつ毛が少ない
①顎を引いて鏡を見上げる
②下まぶたを軽く下へ引っ張る(引く場所に合わせて引っ張る場所を変える)
③まつ毛が少ない部分のまつ毛の隙間にアイラインを引く
-5.黒目が小さい
①顎を引いて鏡を見上げる
②黒目の下まぶたを軽く下へ引っ張る(鏡の見方によって黒目の位置が変わるので、まっすぐ見るようにする)
③黒目幅、まつ毛の隙間にアイラインを引く
④シャドウライナーブラシで両端を細くぼかす(ポイントは4-3で紹介します)
4、自然に下まぶたにアイラインを引くためにやらない方がいいこと3つ
-1極端に黒い色のアイラインを使うこと
アイライナーを引くということは、まつ毛・目のフレーム・黒目いずれかの代わりを表現することになります。
今回はあくまで自然に目ヂカラを出すための方法ですので、まつ毛や黒目よりも濃い色を使用すると、唐突にその部分だけが目立ってしまいます。
また黒い色は収縮色(小さく見える力がある)ため、引き方によっては目が小さくなることがありますので注意が必要です。
アイテムでご紹介したように、色自体が自然に見える、こげ茶色から始められることをお勧めします。
-2上まぶたよりも下まぶたのアイラインを濃くすること
上まぶたと下まぶたとを比較すると、誰でも上まぶたよりも下まぶたが小さく、まつ毛の量も下まぶたの方が圧倒的に少なく短いはずです。
ですので、上まぶたよりも下まぶたのアイラインを濃くしてしまうことは不自然になってしまいます。
結果的に上まぶたの1/3くらいの濃さになるように引いてみてくださいね。
-3アイライナーで引いた線を引きっぱなしにすること
上まぶたと違い、下まぶたは引いたラインがそのまま見えやすいです。だから引くことに抵抗感がある方が多いのかもしれません。
しかし、どんなラインを引いたとしても、元の目とつながっていれば自然に見えます。
そのための方法が「シャドウライナーブラシでぼかす」
例えば、黒目の下に引く場合であれば、
アイラインは黒目の幅よりも少し狭めに引きます。その上で、シャドウライナーブラシを使って両端を延長させるようにぼかします。
そうすると元の目のフレームと自然に繋がり、元から黒目が大きいように見えるんです。
黒目に下に限らず、自然に見せたい時は、アイライナーの端は必ずぼかすようにしてくださいね。
まとめ 目の形を知れば下まぶただけで簡単に目ヂカラが上がる!
自然に目ヂカラを上げるには、
- まず自分の目の特徴を知ること
- それに合わせて優しくアイラインを引くこと
- あくまで元の目の形を無視しないこと
これらを意識して、明日の朝から下まぶたのアイラインも試してみてくださいね!
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★30歳を過ぎたらこちらのアイラインの引き方も参考にされてくださいね!
[30代向け]アイラインの4つの引き方をご紹介[イタくない]https://argylemake.com/column/kokkakumake-eyelene-for-over30/
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★アイラインが失敗してしまう方はリカバリーの方法もご紹介しています!
→朝のメイクのしくじり対処法[失敗をなかったことにする直し方]
目の形だけでなく、人それぞれお顔の形は異なりますので、必要なメイク法も異なります。
ご自分の骨格を知りたい方は、骨格メイクがおススメです。