年齢とともに顔の印象がぼやけてくる・・とはよく聞きますが、その要因のひとつに輪郭があります。
輪郭=顔と首の境目がぼやけると、お顔が大きく見えたり、たるんでみたり、その部分だけでなく、顔全体の印象が変わってしまいます。
そこで、今回は多くのお顔の骨格分析やメイクの個人指導をしてきた経験から、30代になったら取り入れていただきたいスッキリしたフェイスラインを作る方法をご紹介します。
1.輪郭がぼやけて見える理由2つ
輪郭を作る方法をご紹介する前に、ご自分の輪郭がぼやけて見える理由がどちらのタイプに当てはまるか、鏡で見つけてくださいね!
輪郭がぼやけるタイプ1
ー顔と首の色の境目がない
もしくは
ー輪郭の外側(顔の裏)に肉が付いている
このタイプは輪郭よりも外側(顔の裏)が明るい、もしくは実際にふっくらしていて、顔と首との境目が分かりづらい状態です。
この場合、顔の裏に影をつけることで、境目ができて輪郭がすっきりして見えます。
輪郭がぼやけるタイプ2
ー輪郭の内側(頬下)に肉が付いている
このタイプは輪郭よりも内側(頬下)がふっくらと丸く見えている状態。
質感として、骨よりも肉の方がふわふわ柔らかいため、輪郭の内側がふっくらしていると、輪郭がぼやけて見える傾向にあります。
この場合、顔の裏に影をつけて境目をつくうるところでやめてしまうと、余計に頬下が膨らんで見えることがあります。
顔の裏の境目をつくったら、続けて頬の方向へも影になる部分を広げると輪郭がすっきりして見えます。
詳しくは3で解説しますね。
2.すっきりした輪郭をつくる時に使用するアイテム
1.シェーディングパウダー
今回使用しているのはこちら
■MAC ミネラライズスキンフィニッシュ/ナチュラル(ミディアムディープ)
沢山使うアイテムでもないので、まずはプチプラからでもおススメです。
■セザンヌ フェース コントロールカラー 4 432円
2.チークブラシ
3.輪郭がぼやける方にすっきりした輪郭をつくる方法
1.基本の輪郭のつくり方(タイプ1の方向け)
顔と首の境目をはっきりさせたい方(輪郭の外がふっくらしている方)はまずこちらを参考にしてください!
①チークブラシを軽く振ってシェーディングパウダーをとる
②手の甲かティッシュの上を撫でて、パウダーをブラシになじませる
③耳たぶの裏から顎先の裏にかけて引っ張る(〇と〇をつなぐように顔の裏を狙って)
3回ほど繰り返す
2.輪郭の内側の肉が多い方向けの輪郭のつくり方(タイプ2の方向け)
輪郭の内側の方がふっくらしている方(1でご紹介した基本の輪郭を作ると、余計に顔の肉が強調されてしまう方)はこちらを参考にしてくださいね。
①~③基本の塗り方の後
④顔の方向(耳たぶと顎先を結ぶ直線上までを目安に)へ向かってシェーディングをぼかす
⑤一番ふっくらしているところは特に重ねて引き締める
4.すっきりした輪郭を作る時のシェーディングの濃さの目安
シェーディングをどのくらいつけたらいいのか、悩みどころかと思いますので、NG例とOKの目安をご紹介します。
1.NG例
①シェーディングの範囲が広すぎる・濃すぎる
②輪郭から浮いている
2.OKの目安
光が当たらなくなったらOK!
5.輪郭がぼやけないためにやらない方がいいこと3つ
1.明るめのファンデーションを顔全体に均一に塗ること
明るめのファンデーションを顔全体に均一に塗ることで顔は膨張し、大きく見えます。
特に輪郭にかかるあたりにまで明るいアイテムを塗ってしまうと、首との境目がわからなくなってしまうんですね。
輪郭って、実際に黒い線があるわけではありませんが、首よりも顔が前に出ている分、顔の裏に影ができて、暗く見えている状態が自然なのです。
この影を感じなくなるほど、ファンデーションを塗りこまないように、気を付けてみてください。
ファンデーションの色の選び方はこちらを参考にしてくださいね!
2.小さな鏡でメイクをすること
こちらも同じく、顔だけあるいはパーツの一部がうつるほどの小さな手鏡でメイクをしている場合、首の色が無視されていることがあります。
顔だけが完璧でも意味はありません。全身のトータルバランスが大切ですので、少なくとも首やデコルテまで映る鏡を使ってメイクをしてくださいね。
鏡の選び方はこちらを参考にしてください
3.チークを濃く塗ること
基本的にはチークは影になります。顔の中央部にあるチークが濃すぎるとその下にあるフェイスラインの辺りは対比で明るく見えるため、顔が膨張して見えることがあります。
いつもの癖でチークを濃くしてしまいがちな方は、今回ご紹介したシェーディングパウダーを先に輪郭にのせて、その後チークがそれ以上濃くならないように、加減しながらのせてみてくださいね。
チークののせ方はこちらも参考にしてみてください!
まとめ すっきりした輪郭はメイクでつくれる
すっきりした輪郭はメイクでつくれます!
シェーディングって難しそうと考えられている方がも多いですが、
・シェーディングパウダーを
・大きめのチークブラシで乗せてみてください!
逆にメイクによって、輪郭をわざわざぼやけさせている方も多いので、
気を付けてみてくださいね!