メイクの方法は間違ってはいないはずだけど、若い頃からメイクを見直すことなく来ていると、「なんとなく今っぽくない・・・」と自分で感じられている方は多いのではないでしょうか。
結論から申し上げて、
時代遅れのメイクの原因は「しっかりメイクをしています」という人工感です。
ファッションがどんどんカジュアルダウンしている中で、顔だけは変わらず隅々まできちんとメイクをしているとギャップが生まれて、時代遅れな印象に感じてしまうんですね。
今回は長年お顔の分析とメイクの個人指導をしてきた経験から、時代遅れにならないためのメイクのポイントを4つご紹介します。
新しい顔で新しい時代「令和」を迎えましょうね!
1.時代遅れなメイクの原因「人工感」がでる4箇所
時代遅れなメイクの原因「人工感」がでる①眉山の細さ
眉毛は時代を投影すると言われていますね。
決して、デザインとしてはおかしくもないし、骨格にも合ってはいる。
にもかかわらず古臭く感じるのには、一つ大きな理由があります。
眉山の細さです。
一時のボサ太眉から、やや細アーチ傾向にはなってきていますが、それでも一昔前の眉毛よりもなだらかで角度がないのトレンドが続いています。
眉頭と眉尻の太さは同じでも、このように眉山が細すぎると、「人工感」がでて、一気に時代が出てしまうんですね。
時代遅れなメイクの原因「人工感」がでる②ベースメイクの濃さ
ガングロブームや美肌ブームを経て、今はメイクをしていても「まるで素肌」の様にナチュラルな素肌感・みずみずしさ・生っぽさのある質感がトレンドです。
それに合わせて、CCクリームやクッションファンデ―ションなど軽くツヤ感が出せるようなアイテムも増えています。
正直、ガングロブームの反面教師なのか、美肌ブームのおかげなのか、お肌が綺麗な方が増えて、ファンデーションをしっかりと塗らなくとも、少量で肌を綺麗に見せられる方が最近は多いです。(年齢を重ねるほど、薄くすることに抵抗感がありますが、カバーするポイントさえ押さえればメイクを薄くすることは可能ですよ!)
にも関わらず、昔のメイク法をきちんと守り、ファンデーションを顔の隅々まで塗り込んで素肌感を自ら潰しにかかっていらっしゃる方がいらっしゃいます。
ファンデーションの量は顔の皮膚の厚みに比例して量を変えるのが基本。そこを無視すると、誰でも厚塗りになります。
中でも、古臭くならないために絶対に厚塗りしてはいけない場所があるんです。
それが、目周り。
目周りはもともと全身の中でも皮膚が極めて薄い場所。それなのに人工的にファンデーションを厚くのせてしまうと、一気に不自然なメイク感が出てきてしまうんですね。
時代遅れなメイクの原因「人工感」がでる③アイカラーのグラデーション
アイメイクのグラデーションも人工感が出て古臭くなる要因のひとつ。
そもそも目元のアイシャドウを使ってグラデーションをつくるのは、目の立体感をつくり華やかさを演出するのが主な目的なので、目立っても仕方がないのですが、他のパーツや肌質を無視して目元だけに気合いを入れると、悪目立ちしてしまいます。
特に、緑や青など肌色から遠い色を使うと、より一層他の肌色と馴染みが悪く、目立ちやすくなり、人工感が出てきてしまいます。
時代遅れなメイクの原因「人工感」がでる④骨格的なハイライト
ファッションと同様、メイクもヨーロッパのコレクションの流れを汲んで流行の波があるのですが、そもそも欧米人とアジア人の顔ってそもそも骨格が違いますよね。
無理やりに欧米人と同様に骨格を強調したメイクにすると、お顔の骨格自体に人工感がでてしまいます。
特にハイライトでギラギラと光るような人工的な質感のアイテムを使うと一層その傾向は強まりますので注意が必要です。
2.時代遅れにならないための令和時代のメイクのポイント4つ
「人工感」を極力抑えて、お一人おひとりの生まれながらのお顔立ちや質感を生かしたメイクがこれからの時代には必要です!!
時代遅れなメイクにならないためのポイント1≪眉山を太くすること≫
眉山が細すぎると、人工的に作り込んだアーチ眉に見えてしまうため、眉山を太くします。
眉山には幅があるので、上の点と下の点と呼びますね。
太くする方法はこちら↓
①眉下の点を下へずらして眉山自体を太くする。
(上の点を上にずらして太くしてしまうと、眉頭からの角度がさらに急になってしまいます)
②眉山の下の点がずれたら、その点から眉尻と眉頭へそれぞれ繋ぐ。
時代遅れにならないためのメイクのポイント2≪目周りのファンデーションを薄くすること≫
目周りは出来るだけ量を減らして、あえて顔全体が均一にならない様にします。
①リキッドファンデーションを使用する場合
目の周りはファンデーションをわざわざ付け足さない
頬や額などにつけた後、指に残ったファンデーションで目周りを伸ばす程度にしましょう。
②コンシーラーを使用する場合
クマが気になってコンシーラーを使用されている場合は、ファンデーションは不要です。塗り重ねない用にしましょう。
時代遅れにならないためのメイクのポイント3≪単色アイシャドウを使うことor肌色に近いパレットを使うこと≫
時代に合ったアイメイクにするためには
<A>塗り方を変えるか
<B>色を変えるかの2通りが考えられます。
大きく分けて今の目に満足しているなら<A>、していないなら<B>を選んでください。
<A>今の目に満足している場合
グラデーションをせずに抜け感のある目元になるように、単色で使えるアイカラーがたくさん登場していますので、単色アイカラーに切り替えるのがおススメです。
方法はこちら↓
①薬指にとり、まつ毛近くに目の幅に広げる
-2とりなおさずそのまま眼球の丸みに沿ってアイホールまで広げる
※アイホールの距離まで広げ切ることが重要です
B今の目に満足していない場合
この場合は、やはりグラデーションを使って目の形や位置を変えることを考える必要があります。
ただし、色物のアイカラーでグラデーションをつくると使い方によっては人工感が増しますので、優しいベージュやグレーなどが入った肌馴染みの良いパレットでグラデーションをつくり、元からその目の様に見せるようにしましょう。
おすすめベージュ系アイパレットはこちら↓
■エクセル スキニーリッチシャドウ SR01 ベージュブラウン
ブルーベースで合わせづらい方はこちら↓
■エクセル スキニーリッチシャドウ SR04 スモーキーブラウン
時代遅れにならないためのメイクのポイント4≪ラメ感のないハイライトを使うこと・骨を強調しないこと≫
ハイライトを入れる際は骨格を無理に強調しすぎないように、
<A>使うアイテムと<B>入れる場所に注意が必要です。
<A>使用するアイテム
<B>ハイライトを入れる場所
アジア人の目は欧米人に比べて、目の奥まりが弱く、正面から見た時に眉から目までの距離が長いのが特徴です。
またアイホールのくぼみも弱くはっきりしていないことが多いため、
何も考えず眉下にハイライトを塗ると、目が腫れぼったくなったり、より一層目と眉の距離が広がったりする方が多いです。
どちらかといえば、アジア人の場合、頬やこめかみ、額などお肉が欲しいところにハイライトをのせた方がお顔がふっくらと無理なく明るくなりますよ。
まとめ お一人おひとりのお顔立ちや質感を生かしたメイクがこれからの時代には必要
いかがでしたでしょうか
●時代遅れのメイクに見える原因は「しっかりメイクをしています」という人工感。
●これからの時代にはお一人おひとりのお顔立ちや人間味のある質感を生かしたメイク必要です。
是非、新時代「令和」のスタートに間に合うようにメイクも切り替えてくださいね!