明るく好感度のあるお顔立ちにはキュッと上がった口角がつきものですね。また、年齢が出やすい部分でもあるので、口角を上げておくことで若々しい印象にもなります。
今回は、多くの骨格分析とメイクの個別指導をしてきた経験から、キュッと口角を上げる骨格メイクの方法をご紹介します。
口角が下がって不機嫌そうに見られる方は是非読み進めてみてくださいね。
１.口角が下がって見える原因と対策
口角が下がって見えるといってもその要因は様々。
それぞれの原因と対策を解説しますので、ご自身がどれに当てはまるかまずはチェックしてみてくださいね。
原因１．口の形
＜原因＞
口の形だけを見たときに、口角が下がっている場合です。
唇には上唇と下唇がありますね。上唇よりもした下唇がやや大きく、下から支えているような形だと口角は上がって見えるのですが、
下唇の幅が上唇に比べて小さく、上から下に押されるような形になると口角が下がって見えることがあります。
※写真でわかりやすいように赤色を使用しています。
＜対策＞
リップライナーを使って下唇が大きく見えるように描き足すと、上唇が下唇に支えるように口角が上がって見えます。
※写真でわかりやすいように赤色を使用しています。
原因２．唇の輪郭の色
＜原因＞
唇の輪郭がぼやけていると、下唇の口角の角度がはっきりせず、下がって見えることがあります。
色素は加齢とともに薄くなる傾向があるので、唇がぼやけてきたと感じる方は口角にも注意が必要です。
＜対策＞
リップライナーを使って輪郭、特に下唇の口角をはっきり描くと、上昇ラインが強調されて口角が上がって見えます。
※写真でわかりやすいように赤色を使用しています。
原因３．顎が前に出ている
＜原因＞
骨格の話です。下唇の下はいったん凹んで影になり、その下に顎がついていますね。
この顎が飛び出している場合、影の部分も一層凹み、それによって口角に向けての下降ライン（逆V字）ができてしまうことがあります。
＜対策＞
影の強い部分にハイライトをいれて凹を緩和させて、かつ、V字になるように、口角下の影もハイライトで飛ばすと、V字に沿って口角も上がって見えます。
原因４．マリオネットライン
＜原因＞
口の周りには円状の口輪筋と呼ばれる筋肉があります。これが緩んでくると、下に垂れ下がってくるようになり、筋肉の上にある皮膚が歪んで口角横に線を作ります。それがマリオネットラインです。
垂直に伸びた線が口角の角度も引っ張って下げて見せてしまいます。
＜対策＞
マリオネットラインと唇の間にある影をハイライトコンシーラーで飛ばすことで、ラインが目立ちにくくなり口角が上がって見えます。
マリオネットラインが長い場合は線に沿ってハイライトコンシーラーを乗せましょう。
原因５. 口周りの色ムラ
＜原因＞
口周りはニキビや赤みなどの肌あれが出やすい方も多いです。
そうすると、唇と肌の色のコントラストがはっきりせず唇の輪郭がぼやけてしまったり、跡が線のように見えるために下降ラインに見えてしまったりします。
口周りの肌の色ムラを整えておくことが大切です。
＜対策＞
色ムラに最適なカバーを行います。
例えば、ニキビ跡であれば暗めのコンシーラーで消す、赤みであればコントロールカラーで色を整える、などです。
そうすることで、唇の輪郭がはっきりするため口角が上がって見えます。
２.口角を上げるためのに必要なメイクアイテム５選
①明るめのコンシーラー
②暗めのコンシーラー
■ベアプロフルカバレッジ コンシーラー 全5色 3,600円＋税
※肌色と同じかやや暗めをお選びください
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③リップペンシル
④コントロールカラー
⑤ブラシ類
コンシーラーブラシ、リップブラシなど適宜メイクブラシを使っていただくことでよりキュッと口角の上がった唇を作ることができます。
３.口角を上げる骨格メイクの手順
「１.口角が下がって見える要因と対策」でご自分の口角が下がって見える要因がわかったら、
当てはまる対策をメイクに取り入れてくださいね。
すべてをすると以下の流れになります。
１、口周りのニキビ跡や赤みなどの影を消す（要因５）
①色ムラの要因を見つけてそれに合ったアイテムで消す
★色ムラについてはこちらの記事もご参考に。
２、口周りの顎による影を消す（要因３）
①唇の下の凹と口角下にハイライトコンシーラーを置く
②V字になるように口角の方向へぼかす
３、マリオネットラインを消す（要因４）
①口角下の影にハイライトコンシーラーを置く
②上唇に突き抜けるように斜め上に向かってぼかす
③マリオネットラインが長い場合は、線に沿って少量のせてなじませる
４、唇の輪郭をつくる（要因２）
①リップライナーで唇の輪郭をなぞる
５、下唇を大きく広げる（要因１）
①リップライナーで下唇の両端をはみ出しながら、船底とつなげる
口紅を塗る
①口角が曖昧にならないように、リップブラシを使って両端まで丁寧に塗りましょう
まとめ 骨格メイクでキュッと上がった口角も作れる！
いかがでしたでしょうか。
実は口角自体が下がっていることは稀で、実際は目の錯覚により口角が下がって見えていることが多いです。
ですので、
・まずはご自分の口元が下がって見える要因を見つけて、
・それにあった対処法を取り入れてみてくださいね！
口角が上がると、フェイスラインもすっきり見える効果もあります。
口元はあまり気にしないという方も是非明日の朝から口角メイクを意識してみてくださいね。
そして、なにより実際に笑顔でいることが一番の口角を上げる骨格メイクです！
