フェイスパウダーを使っていますか?
長年メイクの個人指導をしていて、多くの方がうまく使えてなくて「勿体ない」と思うアイテムの一つがフェイスパウダーです!
フェイスパウダーを味方につけると、肌に透明感が出るだけでなく、メイク自体も崩れにくく綺麗な肌が長時間続くようになります。
今回はブラシとパフの両方を使って、素肌が綺麗に見えるフェイスパウダーの使い方をご紹介しますね。
■フェイスパウダーを使うと粉っぽくなる方
■メイクが崩れやすい方
■いまいちフェイスパウダーの効果が分からない方
は読み進めてみてください。
1.フェイスパウダーを使うメリット3つ
①メイクが崩れにくくなる
フェイスパウダーを使う一番のメリットはメイクが崩れにくくなることです。
化粧下地やコンシーラー、リキッドファンデーションなどベースメイクアイテムには何かしら油分が入っています。
それによって肌にはなじみやすく出来ているのですが、このままの状態では肌に定着はづらいです。服がすれるとすぐにとれてしまう状態ですね。
そこで、フェイスパウダーをこの上から適量のせておくことで、フェイスパウダーが蓋のような役割をしてくれ、何かにすれても簡単には取れづらくなってくれます。
また、時間が経って皮脂が出てきてもこのフェイスパウダーが皮脂を吸着してくれるので、メイク崩れも起こりづらくなります。
②汚れの吸着を防ぐ
油っぽくペタペタした状態では、メイクが崩れやすいのと同時に、汚れも吸着しやすくなります。
わかりやすい例をだすと、パンダ目。アイメイクが崩れて目の周りがパンダ状態になってしまう原因の一つは、目の周りにフェイスパウダーがキチンとついていないことが考えられます。
また空気中に浮遊しているチリやほこり、排気ガスなど、ペタペタした肌状態ではくっつきやすく、肌トラブルの原因にもなりかねません。
フェイスパウダーはこれらの汚れから肌を清潔に保ってくれる役割があります。
③日焼けを防ぐ
フェイスパウダーに含まれる酸化チタンという成分には紫外線を遮断してくれる効果があります。
紫外線対策として、液体の日焼け止めと併用することで単純にSPFの値が加算されるわけではないですが、日焼止めが崩れにくくなったり、違うアプローチでの紫外線カットができたりするため、相乗効果が期待できます。
2.フェイスパウダーの選び方とおススメのフェイスパウダー
フェイスパウダーはよく分からないので口コミで選ぶ方が多いのですが、必ずご自分で触って選ぶようにしてください。
ここではフェイスパウダーを選ぶ時のポイントをお伝えします。
フェイスパウダーの選び方①肌馴染み
まず、重要なのは肌への馴染み方です。
パウダーを少量指にとり反対の手に馴染ませます。この時スッと肌の中に溶け込むように馴染むパウダーがお顔にもなじみやすく、メイクの邪魔をせず使いやすいです。
フェイスパウダーの選び方②色
色の種類はメーカーによって様々、ピンクっぽい物からブロンズっぽい物まであります。
が、あくまでフェイスパウダーに入っている色はニュアンスを変える程度のものですので、フェイスパウダーで顔色をよく見せようなどとは考えない方がいいかもしれませんね。
ここまでのベースメイクで肌作りが出来ているのであれば、基本的にフェイスパウダーは色のないルースパウダーと呼ばれる透明のものが使いやすいかと思います。
フェイスパウダーの選び方③質感
ラメやパールが入ったものから、マットなものまで、質感にもバリエーションがあります。
ここはなりたいイメージに合わせて選んでいただくといいのですが、
一つ骨格的な観点からアドバイスをすると、
骨っぽさが気になる方はマットなフェイスパウダーにされると、肌が柔らかくソフトな印象になりやすく、
逆にふっくらとしていてメリハリが欲しい方はパールの効いたフェイスパウダーにされるとシャープな雰囲気が出しやすくなります。
これら3点を踏まえて必ず、購入前に試してみてくださいね。
オススメのフェイスパウダーのご紹介
ここまでフェイスパウダーの選び方を解説してきましたが、私のおすすめをご紹介しておきますので、ご自分で選ぶのが難しい方は参考にされてみてください。
3.ブラシでフェイスパウダーをのせる方法をご紹介
-1用意するもの
①フィニッシュブラシ
灰リスや細光峰・粗光峰など毛が柔らかく、毛量の潤沢なものが粉含みも肌触りもよく、おススメです。
■BISHODO フィニッシングパウダーブラシ
②フェイスパウダー
今回はこちらを使用します
③ティシュペーパー
-2フェイスパウダーの使い方(ブラシで)
①フェイスパウダーをティッシュペーパーにとりだす
②ブラシを寝かして表裏に同量ふくませる
③さらに同じ動きを繰り返してパウダーをブラシへ入れ込む
※手の甲に置いてみて粉っぽくなければOK
④崩れやすい部分からブラシを寝かせて肌の上に置いていく
※ペタッとする場合は無理に引っ張らずに少し浮かせながらトントンと置くようにする
⑤鼻は縦方向に
⑥1周まんべんなくパウダーがのったら、ブラシを斜め下から上へ払いあげて余分な粉を
払って艶を出す
4.パフでフェイスパウダーをのせる方法をご紹介
-1用意するもの
-2フェイスパウダーをのせる方法(パフで)
①フェイスパウダーをティッシュペーパーにとりだす
②パフに人さし指から小指までをすべて入れ(指先が出ないように)横へを振りながら、パフ全面にパウダーをまんべんなく含ませる
④さらに同じ動きを繰り返してパフの中にパウダーを入れ込む
※手の甲に置いてみて粉っぽくなければOK
④崩れやすい部分からパフで肌の上を押さえていく
※この時点ではまだパンパンしない、大人しく押さえる
⑤鼻や目の周りなど入り組んだところはパフを二つにたたんで細かく押さえる
⑥1周まんべんなくパウダーがのったら、手の甲で肌を触ってみてぺたぺたしていないか確認する
⑦パウダーが足りない部分はハタくように大きくパフを動かす(パフに含んだパウダーが適量でます)
3.フェイスパウダーをつけても綺麗にならない理由5つ
①フェイスパウダーの量が少ない
なんとなく使用する意味が分からないまま使用していると、量が少なくなりがちです。
ここまでご紹介したように、フェイスパウダーはお顔全体に薄く広げて層を作ることで、メイクが安定し崩れにくくなりますので、適量を使うようにしてくださいね。
目安としてはティースプーン1杯くらいですが、肌の状態や、ブラシなどのお道具の粉の含み方で変わってきます。
仕上がったときにペタペタせず、粉っぽくならないご自分に最適な量を見つけてくださいね。
②ブラシやパフが汚い
使用するお道具が汚いと、どんなに高級なフェイスパウダーを使っても台無しです。
ブラシは1か月に一回のペースで洗浄液で洗い、パフは最低でも1週間に1度は洗うようにしましょう。
③ブラシやパフが小さい、何度もパウダーをとりなおしている
小さな道具を使うと、一度にのせられるエリアが狭いために固まってついてしまいます。
また、一度で含めるパウダーの量が限られてしまうため、何度もとりなおす必要が出てきますため、結果的に粉っぽくわざとらしい仕上がりになってしまいます。
大きなアイテムで薄くのせるようにしましょう。
④パウダーを馴染ませず、そのままのせている
パウダーを含ませたお道具をそのまま肌の上に置くと、片栗粉の様に肌の上が真っ白になってしまいます。
そうすると、乾燥しやすいだけでなく、安定が悪いためにとれやすく、メイクが崩れやすくもなります。
フェイスパウダーは結果的にのせたことが分からないくらいの方が自然で綺麗な仕上がりになります。
一基にのせようとせず、薄いパウダーを何層にも重ねて行くイメージで乗せていくことで、透明感が残り、かつ崩れにくくもなりますよ。
⑤パフをもみ込んでいる
こちらは数多くのメイク本にも紹介されている方法なのですが、パフをもみ込むとせっかく中に入れ込んだパウダーがまたパフ表面に出てくるだけで、④の状態に戻ってしまいます。
ですので、パフにしてもブラシにしても、手の甲にのせた時に粉っぽさが出なくなるまではひたすらに入れ込むようにしてみてください。
まとめ フェイスパウダーの使い方次第で肌はもっと綺麗に、メイクが崩れにくくもなる!
フェイスパウダーを使うメリットは3つ
①メイクが崩れにくくなる
②汚れの吸着を防ぐ
③日焼けを防ぐ
フェイスパウダーは大きめのフィニッシングブラシか大きめのパフにたっぷりと含ませた上で、薄いパウダーを何層にも重ねて行くイメージでのせていくと、
透明感が残り、かつメイクも崩れにくくもなります。
「つけている意味がないんじゃないか?」というレベルの量を薄く重ねていくことで圧倒的に崩れにくくなりますので、是非試してみてくださいね。
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